謹賀新年


新年のご挨拶
会長 山﨑岳蒼
明治天皇御製 「天」
あさみどり澄みわりたる大空の
廣きをおのが心もがな
「心」を育(はぐく)む吟道
令和七年の新年を迎え謹んでお祝いを申し上げます。皆さまには恙なく新年をお迎えの事と心よりお喜び申し上げます。
さて、新たな年に改めて「天」を仰ぐとき、同じ地球の「天」空のもと世界の国々では悲惨な戦禍に見舞われ、悲嘆の日々を過ごしておられる方々の事を思えば心から喜ばれないのも事実であります。
人は皆「心」を持っています。心は目には見えないので、古来より人々は言動(言葉・しぐさ)や文字(書物・詩歌)や絵画などによって心を表現し残して来ました。
私たち吟詠を学び親しんでいる者は、主として古今東西の人々が残してくれた詩歌を通して「心」を知り、学び、育んでいます。
また、人ひとりの一生は100年でも10人では1,000年の人々の「心」が残されています。
自分の心を常に顧み、多くの先人の「心」に触れ、育んでいく。これこそ吟道の醍醐味ではないでしょうか。 今年も共によろしくお願いいたします。
心不在焉 視而不見 聴而不聞 食而不知其味
此謂倄身在正其心 四書(大学)
心ここにあらざれば視れども見えず、聴けども聞こえず、食えどもその味を知らず、
此れを「身を倄(おさ)むるはその心を正すに在り」と謂う


